糖鎖の形成で病気を引き起こす
全ての分泌タンパク質と細胞表面のタンパク質には糖鎖が付いているのです。
昨日はその複雑な構造と同様にとりわけ組織のコミュニケーションや組織内シグナルやタンパク質の折りたたみ、細胞内でタンパク質のターゲティングとホルモンレベルの制御です。
難しい話をしていますが、簡単に言うとこのような物質が鎖上につながっている状態を意味しています。
複雑なために精密な構造解説が難しくなっているのです。
今話した、細胞のコミュニケーションや組織内シグナルやたんぱく質などなどの鎖状の形成が崩れてしまうと病気を引き起こす原因になっている可能性があるのです。
しかし、可能性があるという状態なので、確定の段階ではありません。
遺伝性糖鎖疾患学は急激に進歩しています。
もし糖鎖形成を基礎とする治療法が次々と見つかれば病気を治すきっかけになるはずですが、鎖状に構成された細胞の全てを理解するのに時間が必要です。
色々な構成の仕方をしていますので、全てを理解するのに時間がかかってしまうのです。
細胞表面のシグナル複合体を構築すると鎖の役割を理解し、細胞中の給与体をいかに増強するかを見つめることが大事になってくるわけです。
これらの細胞はこれからの医学に必要な細胞であり、様々な病気の治療法に役立っていくわけです。
病気の元から治療していけば完治も早くなります。
何度も話しますが、鎖状につながった細胞は解読するのがとても難しくなっているのもご理解ください。